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『完全版【アドバンスト・ウィザードリィRPG】セット』※詳細は下記説明欄、及び画像をご参照ください

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販売情報
  • 販売価格

    7700円

  • 入札件数

    1

  • 開始価格

    7700円

  • 即決価格

    7700円

  • 出品個数

    1点

  • 商品状態

    未使用に近い

  • 返品

    返品不可

  • 開始日時

    2021年6月6日 6:11

  • 終了日時

    2021年6月12日 0:10

  • 早期終了

    あり

  • 自動延長

    なし

  • あり

販売者情報
  • 出品者ID

    the_severed_god

  • 出品地域

    栃木県

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この度は、拙項に眼を留め足を止めてくださいまして、感謝感激雨霰とばかりに御礼申し上げます。また、実際の出品物画像、及び当方の拙い売り文句に対してもご興味を持ってくださいました場合、「酔狂ながらも粋に感ず」と気風の良い器を以ってご入札まで願えましたならば、私にとっては望外の僥倖です。

本出品物に『完全版【アドバンスド・ウィザードリィRPG】セット』と冠しました理由につきましても、大見栄を張った大言壮語の外連ではないとご首肯なされるかと愚考いたします故、本アピールを飽くこと無く、ご読了までいたってくださることを請わせて頂く次第です。

……まあ、慇懃も行き過ぎると無礼となり兼ねませんので、これ以降、或る程度フランクな調子でのご紹介に与かって進行したいと思います。それでは早速、八朔、夏蜜柑とばかりに各コンポーネントの説明といきましょう。ああ、それと序でに一言、アップした画像を眺めながら読み進めてく感じになるので悪しからず。Is that OK?

■画像1 : 本セットの全コンポーネントになります。『ログアウト冒険文庫RPG』ブランド下で刊行された実際の『アドバンスト・ウィザードリィRPG』のルールが詰まった四冊に加え、本出品における事実上の目玉コンポーネントになるパソゲー版(NECのPC9801系列がメイン)攻略本が三冊と、絞めて併せて七点になります。勿論、ルール本体となる文庫本は何れも初刷りの美品です。基本的にはSFC版に準拠したと思しき記述に徹してますけど大丈夫、一点だけ除いて全く以って反映されてませんから。その一点がエンカンブランスに関するルールなんですけど、パソゲー版だとPC作成終了時点での【Strength】と【Vitality】から導き出されたウェイト・アロワンスは、レベルアップやマジックアイテム等で該当する能力値が増減しても、初めに決定された値は一切変らず増減いたしません。その一方、SFC版だと該当する能力値の変動に合せて増減します。……おっと、もう一つの差異がありました。Hit Pointsと、Alchemist / Mage / Priest /PsionicのSpell Pointsです。パソゲー版だと何時も通りに青天井なんですが、SFC版だと何れも999ptsがマックスに設定されてしまいました。

■画像2 : 一冊目は(出来の悪い)基本ルールブック。後述します『パワーアップキット』によって、物の見事に改定されまくってますんで、ガッツリ読み込まず、早々困らないレベルで流し読みくらいが丁度良い塩梅かなぁと。序でにカバーイラストは当然の如く末美純御大で安心したでしょ?

■画像3 : 二冊目と次の三冊目は、一応『モンスターマニュアル』になります。カバーイラストを飾るのは“Rebecca / レベッカ”と“Bane King / 災いの王”こと“Dracula / ドラキュラ”の父娘。そもそも、この『アドバンスト・ウィザードリィRPG(名前が長いから以後サイコ・ザk…違った、デザイナーの伏見健二が用いるADWIZで)』が刊行された理由の一つとして、当時のTRPGバブルに乗り遅れまいとした(けど乗り遅れた)アスペクトとアスキーの財布をパンパンにすることだけじゃなく、本家『Bane of the Cosmic Forge(やっぱ長いからオフィシャル略称のBCFで)』が意図的にアナログ回帰を試みたデザインに徹したとデザイナー本人、デビッド・ブラッドリィからのアナウンスに対し、無謀にも真逆のアプローチを試みようと(四冊目の追加ルール集は除く)何が何でも『BCF』のストーリーラインをなぞろうとした結果、『モンスターマニュアル』は分冊されるハメになりました。ですから、内訳75パーくらいをモンスターの紹介に、残り25パーくらいを『BCF』再現シナリオを掲載するスタイルをとってます。そんな訳で、本書は“Hall of the Dead / 死者の殿堂”までを収録してます。「おッ、てことはハイヤット・ダイクタとロビン・ウインドメインにブリゲルド・ウォルタン、ブラック・ナイトからカッ剥ぎーよに精をだそうぜッ!」っと意気込むも、一部ユニークとNPCは次冊掲載だと知ってガックリコン……。だけど諦めるのはまだ早いッ!口絵というには多過ぎる32ページに亘り、御大自らの手によるSFC用に一新されたモンスターとNPCのイラストがッ!しかも、全部カラーじゃん!全く嬉しい誤算ですな。

■画像4 : 三冊目。内容は言わずもがなで上記の残置分。大量の口絵もあるから安心しろ、隠しキャラの“*Bela*”も掲載されとるで。

■画像5 : 『パワーアップ・キット』のタイトルで、上記三作に僅か四ヶ月遅れで刊行された「まともなプレイを可能」と成し得た「真のルールブック」とも呼ぶべき一冊。この一冊から『BCF』以外にも眼を向けたルールやデータ、「エセル何とか」の失敗から何も学ばなかった独自の世界設定の触り等が追加され、折角稼いだルール改定のプラス分を帳消しにする蛮行に及びやがった!「カネこそ正義(正しいけど)」とばかりに更なる蛮行に討って出た内容足るや、『1~5』の各タイトルを象徴するアイコン的アイテムをツッ込むという愚行のお蔭(皮肉)で、カバーイラストは『KOD』のフロスミールじゃねえや、フラスニール……。

■画像6 : こっからが本番、パソゲー版の攻略本。そして、一発目の本書『新ウィザードリィ / オフィシャル・データブック』こそが本来の『ADWIZ』に相当するルールブックと呼ぶに相応しいコンテンツ(基本『ロールマスター』とはベクトルは違うものの、『ロールマスター』に倣ったが如く大量のデータとチャート類にデータッキーが歓呼する感じ)塗れのレリックッ!版元が刷ってるお蔭(これは本心)で、プレイヤーが知りたくても知る術等なかったマスクデータの殆ど全てを開陳してくれる大サービス!しかし、完璧なモノ等この世に皆無、PC関係のデータがゴッソリと95パーくらい抜け落ちていてガッカリ……そんな事情を見越したが如く、欠落分のマスクデータをカバーすべく、謀ったかの様にPC周りのマスクデータを余すことなく掲載した後述の一冊があれば、マジでTRPGに落とし込んでプレイできますよッ!そういった事情から、本書と残りの二冊を同梱し、『完全版~』と謳った理由をご理解されたかと思います。無事に伏線回収できてホッとしたわ。但し、どうしても補えない部分(ルール)があるのも此れまた事実(主にタクティカル面で)。そんな時こそ文庫本に記載されたルールを活用するなり、似た様なシステムから似たようなルールを引っ張って来ればいいだけで、GM一人で賄うことなぞイージータスク、余裕で可能な範囲ですよ。
まあ、そもそも、百分率を用いたパーセンタイル・システムと、4面体から20面体までの各ダイスを(ダメージ表記なんかが代表例で、わざわざ【2D8 + 4】等と書かれてます)駆使するシステムを、全てを6面体に置き換えて解決させ様とするとか正気の沙汰とは思えませんね。勿論、文庫本のルールに則ってのプレイを全否定する心算なんてありませんけどね。

■画像7 : 当時の流行りだった「TRPGのリプレイ」形式に則り記載された攻略本。上記オフィシャル本で欠けてた箇所を補ってくれる上、『BCF』の全ダンジョンを3Dで掲載してくれたりと、かなり凝った作りになってる一冊です。お値段が良いだけありますなぁ。それはともかく、伏見健二が『ADWIZ』のデザイナーに抜擢されたと思しき理由の一つが本書の存在だと「下種の勘繰り」をしたくなっちゃうのが、本書の著者が誰なのかといった辺りにあったりするのではないかなぁと想像せずにはいられませんなぁ、伏見さん。当時、『ブルフォレ』で大ブレイクして、一躍売れっ子デザイナーに祀り上げられたのが最大要因だとは思いますがね。因みに、本書の発行は1993年、一方の『ADWIZ』は1995年。企画立案からゴールに至るには十分な時間。また、独特の感性からなる世界設定こそ人気を博した要因で、お世辞にも破綻のない、バランス調整のとれたシステム構築等、大の苦手としてましたよね?何れにせよ、本書が魅力的なコンテンツに恵まれた良書なのは 間違いありませんし、何より様々な点で『ADWIZ』に彩りと深みを与えてくれることは事実ですので、下種いことを取っ払って読みましょう。

■画像8 : 同一テーマを扱った数々の他書が棚に並ぶ猶予なぞ与えることなく、ブッチギリの早さで発行されたのが本書でして、深い内容こそ持ち得ませんが、直ぐ上で紹介した一冊と同様、何故かメインパートが「TRPGのリプレイ」形式に倣ったアイディアを採用しており、発行も1992年だったりします。……とか、私が持ち出しといて何ですが、そんな下らない陰湿な話題なんかより、本書を同梱した理由なんですが、ゲーム内で表記されるメッセージ的な文章、ないしは注意書きだったり、果てはNPC達のセリフが大量に収録されてることに加え、我が目を疑いたくなる様な異常に高いクオリティを誇るアイテムリストだったりすることだったりします。

またしても長文、且つ茶化した紹介となってしまいましたけど、正規の文庫本ルールだけでも(四冊目の『パワーアップキット』導入は絶対条件)十分に楽しくプレイできますし、当時の『ログアウト』誌を所持してる方が身近に居れば、そこそこの分量ながらも追加ルールの導入が可能ですし、冗談や皮肉抜きでやたらと完成度の高いPC記録用紙でプレイできます。また、攻略本の紹介で疑惑の人物に仕立て上げた、伏見健二さんに関する“疑惑”は悪乗りして筆が滑った挙句(じゃ済まない可能性大)のでっち上げです。そして、「TRPGのリプレイ」形式が流行っていたのは完全な事実です。『コンプコレクション』シリーズの内の一冊、『プール・オブ・レディアンス』で清松みゆきさんも同手法を用いており、胸焼けするレベルで氾濫してました。そんな中、私のイチオシは『Bard's Tale Ⅲ』の攻略本で、遺失してしまった現在でも探し回ってるくらい面白い内容なので、本出品物とは無縁ながら、セコいレベルでのプレ値の付けられたブツを見つけたら即ゲットすることを強くお薦めいたします。

とりあえず、三冊目までの出来はイマイチながら、四冊目を導入することによって「傑作」とまではいかずとも十分な「良作」足り得ますし、何れもフリークエンシィ的にはそれなりのレア物ぞろいですので是非ともご入札をご検討ください。

※気持ち良い売買のためにも、ノークレーム・ノーリターンでの取引を願って結びとします。読了くださり感謝申し上げます、入札してね。