ベッリーニ『夢遊病の女』全曲
Bellini: La Sonnambula featuring Maria Callas
マリア・カラス (S)
フィオレンツァ・コッソット (MS)
ニコラ・モンティ (T)
トゥリオ・セラフィン指揮ミラノ・スカラ座 Orch. & Cho.
東芝EMI CC30-3474/75 (2 CDs)
Discs=NM
Box & inserts=NM
◆日本語歌詞対訳付き。80年代末の初期盤CDは、安かろう悪かろう状態に陥った2000年代以降のCDと異なり、ディスク、ボックス、解説書のいずれもが丁寧に製作されています。
◆また、現在流行の圧縮マスタリングが適用されていないので、音に嫌なクセがなく響きが素直です。
◆圧縮マスタリングとは、コンプレッサーで音のピークを潰し、平均的音量を底上げする細工です。これを適用すると、ヴォーカルなどソロが前に迫り出してきて迫力が増したように聞こえますが、本来の音量バランスを歪めるため、歪みの増加を避けられません。
◆さらにカラスやフルトヴェングラーなど1950年代の古い録音は、音量の底上げに伴ってテープ・ヒスノイズが強調されてしまうため、デジタル・ノイズ・フィルタリングが深めに掛けられます。フィルタリングでノイズとともに音楽の微小信号も抹消され、潤い、ツヤ、温もりといった微妙なニュアンスが失われます。現行CDでカラスの声がギスギス尖って聞こえるのは、このためです。
ノー・クレーム、ノー・リターン
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